「教える」という、
もうひとつのキャリア。
19歳でアメリカに渡ったとき、私は「日本人がツアーで勝つことは難しい」と何度も言われました。それでも14年間アメリカに留まり、ツアーで4勝を挙げ、最終的に1万人を超える生徒を指導することになりました。理由はひとつ。日本で誰も教えてくれなかった「ショートゲーム」を、向こうで叩き込まれたからです。
帰国してまず驚いたのは、日本のアマチュアゴルファーが、いまだに「振り方」ばかりを練習していることでした。スコアを決めるのは、グリーン周りの50ヤード以内です。それを言語化して教えられる人間が、日本にはほとんどいなかった。
そして、その50ヤードを誰も教えていなかった。
本を書いた。研究所をつくった。それでも足りなかったもの。
2018年に会員制コミュニティ「欧米式アプローチ研究所」を立ち上げ、2023年には講談社から『The アプローチ』を出版しました。いずれも想像以上の反響をいただきましたが、ある日、ひとりの会員にこう言われました——「先生、私の周りにも教えたい仲間がいる。でも、教える資格を持つ仕組みがない」。
そのとき気づいたのです。日本には、ショートゲームを「教えるための資格」が存在しないということに。プロにならなくても、人生をかけて磨いてきたゴルフ経験を、誰かのために役立てたい人はたくさんいる。にもかかわらず、その経験を「肩書き」に変える道筋が、まったく整っていない。
"先生"になる、もうひとつの人生。
2024年、私は一般社団法人 日本ショートゲーム協会を設立しました。目的はひとつ。50代60代の男性が、これまでのゴルフ人生を「資産」に変えるための仕組みを、日本で初めてつくることです。
本講座は、その協会が認定する唯一のコーチプログラムです。プロ上がりの方ではなく、20年以上ゴルフを愛してこられた、一般のゴルファーのために設計しました。1日プログラム。それだけの時間があれば、あなたは「元〇〇」ではなく、「ショートゲームの先生」として、新しい名刺を持つことができます。
— Tad Omi